診療のご案内

しみとは?その種類

①老人性色素斑(日光黒子)

慢性の紫外線曝露により細胞への損傷が蓄積された結果、表皮ケラチノサイト(角化細胞)とメラノサイト(色素細胞)、真皮線維芽細胞に異常が起こります。その結果、過剰のメラニンが沈着し、老人性色素斑(日光曝露の観点でいう「日光黒子」)が生じます。日光曝露部では20歳代からでも見られますが、軀幹などの非日光曝露部では、60歳以降の高齢者である場合がほとんどです。

②雀卵斑

若年で発症し、顔面正中部に小斑型の色素斑として認識され、夏に増悪する特徴があります。大量の紫外線曝露が病因として指摘されています。紫外線によりメラノサイトのメラニン生成が亢進するような何らかの遺伝的素因(遺伝子異常が指摘されているが、原因遺伝子を完全に特定できていない)を有している者に発生するものです。

③肝斑

慢性の紫外線曝露や女性ホルモンが誘因として重要
老人性色素斑とは異なり、角化細胞(ケラチノサイト)の増殖は見られず、色素細胞(メラノサイト)の増殖とメラニン産生の亢進が認められます。また、真皮繊維芽細胞におけるエストロゲンやプロゲステロンなどの女性ホルモン受容体の発現亢進が認められることから女性ホルモンの関与が指摘されています。
慢性の紫外線曝露の結果、表皮脂質合成や角質バリア機能の回復能力が不全となり、発生するものです。
表皮を構成する細胞の大部分が角化細胞=ケラチノサイト
メラニン色素を産生する色素細胞=メラノサイト

④ADM

13歳以上(多くは20歳以上)で認められる顔面の色素斑で、顔面の頬骨部・こめかみ部・鼻根部・鼻翼部・眼瞼部・前額部に両側対称性に灰褐色の色素斑を呈します。病理学的に真皮にメラノサイトを認めます。色素斑の分布や形態に特徴があり、ADM(後天性真皮対称性メラノサイトーシス)と呼ばれています。

しみの治療法

当院では光治療やQスイッチルビーレーザー等、患者様の状態に応じて最適な治療を行わせて頂いております。

光治療 (IPL)

 広帯域の波長を発振するフラッシュランプを皮膚に照射する方法で、3~4週間間隔で繰り返し照射することにより徐々に効果が得られます。
(治療対象)
  *しみ、そばかす、肝斑、炎症後色素沈着
  *皮膚の質感や張りの低下、小じわ、肌理の乱れ
  *毛細血管拡張症、赤ら顔
  *脱毛

Qスイッチルビーレーザー

メラニンに吸光度の高い波長を有するレーザー光を皮膚に照射し、メラニンを破壊する方法です。1回のレーザー照射である程度症状は改善されますが、しみの状態や肌質などにより効果に差があります。症状によっては複数回の照射が必要な場合があります。
(治療対象)
  *老人性色素斑、そばかすなどの一般的なしみ
  *色素性母斑、口唇の色素斑
  *太田母斑、後天性真皮メラノサイトーシス
  *刺青

いぼの治療法

当院では炭酸ガスレーザー、ラジオ波メス等を用いた熱による蒸散除去が主体です。施術時の痛みを軽減するため原則として注射や外用剤による局所麻酔を行います。

炭酸ガスレーザー

レーザーにより皮膚表面の小腫瘤や色素斑を蒸散させる方法で、通常、一度の治療で隆起や色調はほぼ改善します。

(治療対象)
  *ほくろ、疣贅(いぼ)、汗管腫、脂腺増殖など
PageTop